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マルウェアのかんたんな削除

マルウェアとは

不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称。「ウイルス(Virus)」「ワーム(Worm)」「トロイの木馬(Trojan horse)」などがさまざまな経路から感染、スパムメール配信・情報搾取するなどの遠隔操作を自動的に実行するソフトウェアの総称です。新型コロナもそうですけどPCの中でもウイルスは困りますね。

マルウェア感染の主な原因はメールやWebサイトの閲覧など。

疑うべき症状

Windowsパソコンの動作が以前に比べて遅くなってしまった等の経験は無いでしょうか?そんな時はマルウェアが悪さをしている可能性もあります。

Windows10になると標準でウイルスソフト「Windows Defender」が搭載されているのですが、セキュリティ対策として実施できるのは、ウイルス対策とファイアウォールという必要最低限のセキュリティとの為、次々と襲いかかってくる新たな脅威に対応するという点では少し不十分だと思われます。

マルウェア駆除の簡単無料ソフトのおすすめ2選

Malware bytes

高速スキャンと高い検出力が特徴的な、非常駐監視型のアンチマルウェア。パソコンの内部に潜伏するワーム、トロイの木馬、ルートキット、偽アンチスパイウェア 等々の各種ウイルスやスパイウェアを、検出して削除することができるマルウェア対策ソフトです。

スキャンから除外するファイル&フォルダ を指定する機能や、ファイルやフォルダを右クリックメニューからスキャンできるようにする機能... などが付いています。

「Malware bytes 」は、オンデマンド型のマルウェア対策ソフトです。システムの内部に潜伏するウイルスやスパイウェアを、検索して削除することができる非常駐型のセキュリティソフトソフトで、シンプルなインターフェースと高速なスキャンが最大の特徴。インターフェースは標準で日本語に対応、また機能が基本的にオンデマンドスキャン(手動スキャン)くらいしかないため、誰でも簡単に使えるようになっています。

機能が少ないというか、無料版は機能が限定(一応、有償版を 14 日間試用するオプションが付いている)されているだけなので無料版で全然問題ありません。見た目がシンプルとは言え検出率は高く、他のセキュリティソフトでは検出できないマルウェアも検出することができスキャン速度が比較的速いので、あまり億劫にならずに使うことができると思います。

無料版にはシステムをリアルタイムに保護する機能が付いていないため、他のセキュリティソフトと併用することが可能となっています。

  1. 提供元サイトへアクセスし「FREE DOWNLOAD」ボタンをクリックしてダウンロードします。
  2. ダウンロードしたセットアップファイル(MBSetup.exe)からインストールします。

 

Spybot Search and Destroy

名前はちょっと安直だけど実は相当なスグレモノ。スパイウェアに対する “ 免疫化 ” 機能も備えたアンチスパイウェア。システムスキャン、ファイル / フォルダの 個別スキャン、ルートキットスキャン、右クリックメニューからのスパイウェアスキャン、既知のスパイウェアを自動でブロックできるようにする “ 免疫化 ” 機能、危険なWeb サイト / 不要なクッキー を自動で排除してくれる “ Spybot プロキシー ” 、不要なファイルを完全に削除することができる “ シュレッダー ” 、自動再生デバイスの自動スキャン... 等々の機能が付いています。

  1. ダウンロードサイトへアクセスしWindows Installer(for7.8.10)「DOWNLOAD」ボタンをクリックしてダウンロードします。
  2. ダウンロードしたセットアップファイル(spybotsd.exe)からインストールします。

どちらか片方のソフトで良いと思いますが、PCの動作が重くなってきたなどの症状がある方はこれらのソフトを使って一度スキャンしてみても良いと思います。

どちらも長い運用実績があり無料で使えながらほとんど悪評が無いソフトです。マルウェア対策にどちらかのソフトでスキャンしてみるのがオススメだと思います。

ただ企業で使っている端末がマルウェアに感染したと思われる場合は、社内のセキュリティ担当者、IT担当者に連絡して対応を検討してください。

同じWi-Fi環境やネットワークを利用してインターネットに接続しているのであれば、他の利用者が使っている端末にもマルウェアが感染している可能性も考えられます。

「情報セキュリティ安心相談窓口」というIPAが国民に向けて開設している、一般的な情報セキュリティ(主にウイルスや不正アクセス)に関する技術的な相談に対してアドバイスを提供する窓口もあるので参考にしてみてください。

参考:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「情報セキュリティ安心窓口」

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