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シューグースピードで革靴のかかとの補修

革靴のかかとの補修

引き続き革靴の補修のお話です。

革靴のかかと部分がそろそろすり減ってきたので補修することを考えました。

以前使用した手持ちの補修剤「シューズドクターN」を確認すると完全に固まっていました。よくみると使い切りタイプと書いてありました。どうやら一回使い切りの商品だったみたいですね。

使い切りタイプというのにまるっきり気がついてませんでした。でもこの「シューズドクターN」はかかと部につけるプラスチック板とかヤスリとかヘラとかも一緒に同封されていてなかなか良心的な商品でした。

しょうがないので他の商品を購入する事にしました。

熱湯で固まる補修材「シューグースピード」を購入

高校生の頃は野球部に在籍していました。スパイクを補修するのによく「シューグー」を使っていたのでちょっと懐かしい。

熱湯につけてすぐ固まるというシューグーS(スピード)という商品が新しい感じがしたのでお試しに購入してみました。ちょっと容量は少なめな感じがしますが3足程度なら大丈夫そうな気がしました。※実際大丈夫でした。

今回はこの商品を使って革靴のかかとのスリへりを補修してみたいと思います。

以前、革靴のかかとにつける金属をご紹介した事がありますが、滑りやすくてちょっと危険なのと甲高い音がちょっと嫌になって、最近は無防備で過ごしています。そうするとやっぱり靴のかかとの部分はすり減ります。

ちなみに高くても安くても使えばやっぱりかかと部分はすり減っていきます。高い靴のヒール交換を靴職人に依頼すると余裕で1万円以上掛かったりします。

私はセレブでも英国紳士でもないし元々安い靴なので自分で補修する事にします。

①洗浄

まずはかかと部分を洗浄してから水気を取って乾かします。

②ヤスリがけ

補修材がつきやすい様に全般的にヤスリをかけていきます。

③型取り

シューグースピードには付属していない型取りのプラスチック板のプレートを使っていきます。

※シューグースピードには型取りのプラスチック板は同封されておらず、パッケージのプラスチック板を切って使ってくださいと書いてあります。

養生テープとこのプラスチック板でかかとの形を出していきます。

ちなみにテープで板を固定するのがなかなか難しかったです。輪ゴムで固定するとかなり簡単だと3足目の補修の時にようやく気が付きました。

④補修材充填

で先程のシューグースピードを盛っていきます。私は少し多めに盛りました。

 

⑤補修材に熱を与えて固める

とりあえず古いタッパーがあったのでそこにポットのお湯を入れ、かかと部分を投入して固める事にしました。

補修材の厚みがなければ1~2分で固まります。厚みがあると3~5分くらいで固まるみたいです。ドライヤーを使う方法もあるみたいです。

熱湯は1足投入すると冷えてしまい連続で作業が出来ないのでお湯を毎回注ぐ必要があって、かなり面倒でした。

再度チャレンジする機会があったら次回はドライヤーを試してみようと思います。

とりあえず触ってみてぷよぷよしていたり中の方が柔らかい感じがなければ成功です。

⑥整形・ヤスリで整える

シューグースピードについているヤスリを使って整えていきます。

⑦完成!

ビフォーが左側で右側がアフターです。一応パット見にはわからない程度にまでは補修する事ができます。今回3足まとめて実施したのでかなり大変でした。

書いていませんがお湯の温度が低かったようで固まらずに2足目の作業の際、大失敗しました。一旦諦めて固まらないシューグースピードを全て除去してからやり直す事にしました。

注意点としてこのシューグースピードは手についたり床についたりすると洗剤を使ってもなかなか落とす事が困難です。粘着力もあります。私は結構手についた黒い色がハンドソープを使ってしつこく洗ってもなかなか落とせずに深い絶望を味わいました。

途中からはビニール手袋をはめましたが後の祭りだったので、チャレンジの際は、新聞紙等の上で最初から手袋をして行う事を強く推奨します。

まぁ最近はネットで評価が高いものならリーズナブルな革靴を買ってもそこそこしっかりしていると感じています。

作業が嫌いな方はどんどん買い替えた方が得策なのかもしれません。

補修が好きな私も流石に見た目がやばくなったり補修が出来なくなってきたらサックリ買い替えたいと思います。

でも「たいして高くもないものを直しつつ大事に使う!」というマイポリシーはいつまでも大切にしていきたい今日このごろです(笑)