日産自動車は、女優業などで活躍する伊藤かずえさんが30年以上にわたって乗り続けてきた愛車『初代ニッサン・シーマ』のレストア実施が決定したと発表した。これに合わせて同社はニッサン公式Twitter(https://twitter.com/NissanJP)などのSNSで、レストアの状況を発信していくという。
このプロジェクトがスタートするきっかけとなったのは2020年10月、伊藤さんが愛車シーマの1年点検の際に行ったSNSへの投稿だ。
さまざまなドラマや映画、情報・バラエティ番組に出演してきた伊藤さんが、30年以上にわたって初代シーマを愛車として大切にしてきたことがSNSやメディアで話題を呼び、この投稿などを見たユーザーから「やっちゃえ、日産!」「日産はレストアを検討して!」といったコメントが多数寄せられたという。
ニッサン社内でも「何かできないのか」との声が上がり、やがて有志によるチームが立ち上げられることに。最終的に“ニッサンから感謝の想い”をレストアというかたちで応える取り組みがスタートした。
「伊藤さんが30年以上にわたり『シーマ』を大切に乗り続けていただいていることに感謝するとともに、大変うれしく思います」と語るのは、チームリーダーを務める日本事業広報渉外部部長の遠藤和志氏。
「シーマは日本における自動車の歴史において、一石を投じたクルマのひとつであると自負しております」 「30年以上お乗りいただいた車両を、伊藤さんが期待する“新車時と同じ状態”に戻すレストアは非常に難しい作業となりますが、“技術の日産”に恥じぬよう、総力をあげて、伊藤さんにご満足いただける仕上がりにしたいと思います。是非、皆さまもご期待下さい。」
30年以上、FPY31型シーマに乗り続けてきた伊藤さんは、「この度、このようなお話をいただき感謝しています」とコメント。 「父と塗りなおした塗装や、へたってしまったシートなど思い出が詰まっているけれども、きれいにしたい部分がどうなるのか楽しみです。レストア中も見学できるということなので、毎日のように作業の様子を見に行ってしまうかもしれません」
「30年乗り続けた『シーマ』とお別れするのはすごく寂しいですが、戻ってくるのを楽しみにしています」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3958e548e5776d1af5a742a177b169256b454674/images/000
ここだけの話、私は高級車に乗っているという理由で乗っているその人を尊敬したことは実は一度もありません。「ふ~んとかへぇ~とかあぁそうなのね」くらいな軽い感じです。
それに引き換え長く同じクルマを乗るというのは本当に素晴らしい事だと思います。私は高級車でも大衆車でも比較的長く車を乗っている人を見るとそれだけで尊敬してしまう癖があります。
これはお金がたとえ人並み以上にあったとしてもそこに情熱や強い想いが無ければ到達する事が出来ない道だからです。
その人なりの人生と車とのストーリなんかを勝手に想像して盛り上がってしまいます。
私もホンダの大衆車である初代フィットを一生乗ろうと思っていた時期もありました。でも諸事情もあり20万キロ目前で断念してしまいました。
たぶん独身だったら本気で30万キロを目指していた可能性がかなり高い気がします(笑)
伊藤さんのシーマは大切に乗られているもののYou Tube等で見た感じではさすがかなりやれていて塗装の補修も芸能人らしからぬ自家補修な感じでしたね(それもまた味があっていい感じですが)
レストア作業というのは確かに大変な作業の連続なのですが名乗り出ればかなり株が上がるのにどこも手を上げないのはなんでなんだろうと実は不思議に思っていましたのでこの度本家の日産でのレストア作業が決まって本当に良かったと思います。
車メーカーも政府も古いクルマに乗り続ける人をもう少し大切にしてもいいのではないかと思う今日このごろです。
私も新車を購入して旧車にするにはまだまだ時間が掛かるなと思っていましたが、早いもので既に4年が経過しました。
あと26年がんばらないと伊藤かずえさんに追いつく事ができないですね。
その頃には伊藤さんも更に愛車歴を伸ばしていそうですし(笑)
とにかく見習いたいと感じる今日このごろです。
持田香織さんが長く大切に乗っているゴルフカブリオもとっても素晴らしいと思います。