釣り場にいつもいたあのオヤジさん
私はかなり長い間、ブラックバスフィッシングにハマっていました。
ブームがとっくに終わり周囲の環境は変化していましたが(簡単にいうと人気が無くなっていった)お構いなしでした。
週末になると夜のうちに河口湖へ。現地について仮眠、朝から夕方迄、お気に入りのポイントで友人と粘ったものです。
全盛期には1時間で一人50匹以上釣れてしまったりすることも(※ごく稀・放流直後だっただけ)ありましたが、たいてい2人で出かけて1匹か2匹というショボイ結果。(海釣りに転向した今でもそうですが)にもかかわらず、本当によく通ったものです。
そんな友人の父親もとっても釣り好きで良く一緒に通ったりもしていました。
親父さんは座って釣りをするヘラ鮒釣り師でした。
単独釣行で現場で合うと向こうも単独釣行していて、「おっ!来てるのか!!」「こんにちは!」などと現地でよく挨拶をしていました。
友人に聞くと「アイツはしょっちゅう一人で釣りに来ているからきっと結婚できないぞ!」などと言われていたそうです。
そんなオヤジさんもしばらく前に他界されました。
オヤジさん。なんとか結婚は出来て子供も生まれました(笑)
ヘラブナはゲーム性が高い(らしい)
当時はヘラブナのゲーム性というのがまるっきりわかっていませんでしたが(まぁ今でもわかっていないですけど)最近は手軽にネットで色々調べられる時代になったのでかなりゲーム性が高い面白い釣りだというのが解りました。
あの腰掛けて釣りをする完成された佇まいのオヤジさんのことを懐かしく思い出したりする今日この頃です。