禁煙してしばらくたった今、喫煙時を振り返ってみる
もう禁煙してかれこれ10年経つと思います。禁煙しては失敗を何度も繰り返した私ですが、最後の禁煙は、禁煙の本を読んで成功しました。※アレン・カーの禁煙本です。
やった成功した!と思って偉そうに人に本をあげてしまった後、うかつにもうっかり吸ってしまい、あげく又辞められなくなって慌ててもう一回買い直したのが遠い思い出です。(いやそんな遠くもないけれど※買い直したのはイラスト盤のものでした。)
夢の中で吸ってしまって「やってしまった」などと思ってみたり、もしも戦争に行くことになったら喫煙再開するぞ!などとよくわからない妄想をしたり、飲み会に参加したりした時、吸っている人がやたらと羨ましかったりしたのは禁煙後1年位なもんで、結構な時間が経過した今、心の底から辞めて良かったと感じています。
朝起きる時のすっきり感、坂道や階段を登る時の息切れ感等、50近くなった今でもそれほど若い頃と疲労感も変わらないでいられるのは確実に禁煙の効果だと思っています。
カラオケ行くと禁煙してからの方がちょっと声が出る様になった気もします。とにかくあのまま喫煙していたら今の健康な自分は無かったと思います。
あえて説明すると喫煙していた時のイメージはこんな感じです。
イラストではコップの中に水が入っていますがこの水を仮に「幸せな感じ(っぽいイメージ)」と呼ぶことにします。
喫煙していると喫煙した直後はこの水が80%迄満水近くなるのですが、時間の経過と共にどんどん減っていき1時間程度経過すると私の中のイメージでは30%位迄低下する感じになります。そこでまた喫煙すると元に戻るのですが100%の満水には戻らずに喫煙して一瞬戻るのはやっぱり80%位のイメージです。
ですがタバコを吸わない人間は最初から1日全て朝から晩迄コップ満杯(100%)の状態で暮らす事が可能となります。(あたりまえ?)
喫煙時は1本吸うと気持ちがスッキリするとばかり思っていましたが、吸わない人は吸わなくてもいつも常にスッキリしているという当たり前の事実に気が付きました。
若い頃はよく小さい事でイライラしていましたが、あれは人生の経験が無かったからとか若気の至りだったりとかもあるとは思いますが、喫煙していた影響もあったのではないかと振り返ると思います。
今ではIQOS(アイコス)とかいろんなアイテムがあって紙タバコよりも健康に良いとかなんとか言っていますけど、本質的にはどちらも同じものだと思いますので、禁煙できればそれに越した事ないと思っています。
でも自分が禁煙した時にアイコスとかがあったら「こっちを吸えば身体に良い」みたいな事を言ってきっと禁煙出来なかったかも知れないと思います。
吸っているときは「趣味や嗜好品のひとつ」として考えて目を背けていたタバコですが、辞めて10年近く経過して冷静に考える事が出来る様になった今、あれは薬物中毒の禁断症状以外の何者でもなかったとはっきり感じます。
新型コロナウィルスに罹患した際のインパクトを考えても禁煙する事を心からオススメ致します。
以上最後迄お読みいただきありがとうございました。