やや古めのNECパソコンNS350/H
もらいものなのですが、なんというか初期化してみてもやたらともっさりしていて起動も遅いし何をやるにもあまりに実用性が低く感じたNECパソコン。
第7世代core i3だと、現在のウィンドウズを動かすのにはちょっと厳しいんですかね。
そんなわけでクロームブック化して子供用にしようかなと画策しました。
Chrome OS Flex
Chrome OS Flexは米Neverware「ネバーウエア」が提供していた「CloudReady」というOSをグーグルが2020年に「ネバーウエア」を買収し「Chrome OS Flex」に改良する形で2022年2月から提供しているみたいです。
無料で使えるというのは素晴らしいことです。
ちょうどハスラーの地図更新で使用したUSBメモリが空いていたのでそれを使ってクロームブック化をしてみました。
USBメモリ内にChrome OS Flexをインストールしておき、ブートの際、USBメモリから起動させる形を取る事にしました。
手順
まずはじめにGoogleChromeのウェブストアからChrome拡張機能の一つであるChromeリカバリユーティリティをインストールします。
拡張機能を立ち上げるとリカバリメディアの作成の画面が現れます。
わかりにくかった部分としては最初の「Chromebookの識別」のところですね。
「リストからモデルを選択」で「Google Chrome OS Flex」
「製品を選択」で「Chrome OS Flex(Developer-Unstable)」をそれぞれ選択。
「続行」ボタンをクリックすると、起動イメージの書き込み先を選択する画面に切り替わります。
今回は先日ハスラーの地図更新の際に購入したお安いUSBメモリを使ってみます。
起動ディスクになったUSBメモリーをWindowsパソコンに挿してブート画面からUSBメモリでの起動を指定して電源を入れるとChrome OS Flexの初期画面が表示されるようになります。
英語表記の「言語」を「日本語」にして「キーボード」設定は「日本語」に切り替えして進めます。
手順における最大の注意点
次画面で「Chrome OS Flexをインストール」か「試してみる」を選ぶ事になるのですが、ここが手順における最大の注意点です。
インストールを選んでしまうとパソコン内部のHDDやSSDのWindowsやユーザーデータをすべて削除してChrome OS Flexをインストールすることになります。
なのでウィンドウズも必要な方は絶対に「試してみる」に留めておくことが必要です。
と、手順に書くと結構簡単なのですが、ダウンロードが止まったりインストールに失敗したりとなかなかうまくいかずに諦めかけたころにようやくUSBメモリの作成に成功しました。
NECのパソコンだと起動時にF2ボタンを連打してブート画面にしてから起動をUSBメモリにすると上手くいきました。
で、実際に使ってみましたが、あれほどもっさりしていたパソコンが嘘のようにサクサクと動いてビックリです。
USB2.0のメモリよりは3.0のものの方が軽快に動くみたいですね。
少し遊んで挙動を確かめてみようと思う今日このごろです。
結構古いPCでもイケるのではないかと思うので眠っているパソコンがある人はチャレンジしてみても良いのではないでしょうか?
安いUSBメモリがあればチャレンジできます。
お金がある人は本家のChromebookをどうぞ。