特に今、苦しくはありませんけれど
どちらかというとわりとブログタイトルどおりの楽しい毎日の生活ができている私です。
でも先日読んだ本の「戦わない生き方」という本が読んで素晴らしい本だったので、同じ著者の方の他の本を読んでみたくなりました。
探してみるとKindle Unlimitedの読み放題にこの本があったので読んでみました。
たとえ今は苦しくても、大丈夫です。きっとうまくいきますから。長い人生、苦しくて死にたくなる時もあります。どうして自分だけがうまくいかないのかと嘆くときもあります。でも、この世の中は結局うまくいくようにできています。みなさんが考えているほど、うまくいくのは難しくありません。じつは簡単なのです。今の常識を捨てさえすれば。…うまくいくために、人との競争に勝つ必要はありません。寝る時間を惜しんでがんばる必要もないのです。私たちは、今の自分を変えればきっと幸せになれると勘違いしています。私たちは、今の仕事やわがままな他人の行動を変えたりしたら、きっと幸せになれると勘違いしています…。私はこの本の中に、今は苦しくても、きっとうまくいく44個の選りすぐりのエッセンスを用意しました。好きな章からページをめくっていただければ、きっと、あなたのうまくいく方法が見つかるでしょう。
本を読み終えて
それほど期待しないで(オイ!)読み進めたのですが、優しい言い回しやたとえが絶妙に心に刺さる良い本でした。
本のエピソードに共感
著者の方のエピソードにはかなり共感が持てました。
債権回収部門で働いていて債務者から罵倒される仕事がイヤでイヤで仕方なかったという著者。自分の運命を恨んだそうで週末の休日だけに生きがいを求めていたとの事。
その部署にいた年配の社員で回収率№1の方は柔和な顔をしていた方だったそうです。
「督促は大変でしょ」と尋ねると「いやいや。とても面白いですよ」と驚くような言葉が返ってきたそうです。
「借金の取り立ての仕事のどこが面白いのですか」
「お客さんの話を聞き、事情を考慮しながら入金の約束をするのは楽しいですよ」
それまで著者の方は一方的に「期日までに入金がないので至急お支払いください」という事務的な対応をしていたそうです。
その年配社員の方は「○○までに入金がありませんでしたが、どうしましたか?」と最初にお客様の事情を尋ねるそうです。
穏やかな声でうなずきながらお客様の話をひたすら聞きます。そして入金日の約束をします。
著者の場合は入金の約束をしても、その日に入らない事が多いのに、年配社員の場合はほとんど約束日に入金されていたとの事。
一方的に入金日を指定する著者のやり方に大して年配社員の場合は相手の話をよく聞き相手から入金日を指定してもらっていたそうです。
やりがいと思いやり
同じ仕事をしていても相手の話を聞き、約束通りに入金される喜びとこちらの都合で入金日を指定し約束を破られる悔しさ。
仕事や人に対するやりがいや思いやりの違いです。
「光り輝く大地」を求めているか今立っている「大地を黄金」にするかという違いです。
今いる場所を輝かせる
今ある場所を輝かせる事は誰にでも出来る。そして今あなたがいる場所を輝かせることができるのはあなただけなのです。
うん。素晴らしいですね。私もこうありたいと思います。とかいいつつ未熟な魂で仕事してますから、たまに感情的になったり、やりあったりする時もまだまだ全くないわけではないですが(汗)
私も逃げ出さずに今いる場所を輝かせることに注力したいと思います。
というわけでこの本もかなりの良本でした。興味がありそうな方はぜひ一度読んでみる事をおすすめしたいと思います。