個人的ブーム「史記」の漫画
今、Amazon Kindle Unlimitedに加入していると無料で読むことができる「史記」の漫画にハマり全巻読破してしまいました(笑)
世界の歴史巨編をマンガで学べる!シリーズで、楽しんで歴史を知ろう!
記念すべき第一弾は「史記」!
中国の歴史ものといえば三国志ですが、それよりも遥か昔にも中国の覇権を狙う戦いがありました。
今回の主人公は、項羽と劉邦です!
秦の始皇帝亡き後、項羽と劉邦はそれぞれ生まれも育ちも別の場所で、秦を打倒するため立ち上がった。
勇猛で戦いでは負け知らずの項羽、まわりの意見をよく聞く寛容さとカリスマ性で頭角を現す劉邦。
お互い真逆な2人が同じ目的を果たすために競い合うが、次第に2人の間は埋められない溝が生じるのだった。
追い詰められた項羽が、誰も考えつかないような布陣を編み出した。それはのちに「背水の陣」と呼ばれるものだったのだが…!
スマホもパソコンも無い紀元前のお話ですが、人間というものの根本はその頃から大して変わっていないという事がよくわかります。
史記(しき)は、中国前漢の武帝の時代に、司馬遷によって編纂された中国の歴史書で著者自身が名付けた書名は『太史公書』(たいしこうしょ)であるが、後世に『史記』と呼ばれるようになるとこれが一般的な書名とされています。
二十四史の中でも『漢書』と並んで最高の評価(史漢)を得ており、単に歴史的価値だけではなく文学的価値も高く評価されています。
当時の時代の軍師は現代社会でいえばマーケッターみたいな役割でしょうか。
自軍(自社)の強みが活かせる場所(市場)を探して戦って行くという点で似ている気がします。
必要な兵隊と物資を決戦場に送り続けることのできたほうが勝つという作戦の兵站術なんかも今に通ずるものがありますね。作戦自体の優劣や指揮官の采配や軍隊の士気なんかよりも実はそのあたりが、重要だったりするのも現代社会同様です。
当時の軍師の考察というのは、現代にも通用する部分があると思います。
現代社会のマーケティングでは分析や考察が失敗した場合の責任のとり方はせいぜい最悪解雇される位なので、当時の様に首を切られたり殺されたりしないという点では雲泥の差がありますけど。
私はマーケッターではありませんが「冷静に分析して組織を良い方向に動かしていく」という(自分に全く無かった)考え方に最近惹かれる様になってきました。
「人を根性論というか精神論というか脅しや恫喝的な何かで動かそうとするのは本当に辞めて欲しい」と若い頃から思っていましたが年を重ねて更に強く思うようになってきました。
情熱を持ちつつも冷静に状況分析を行い、今自分にやれることを考えて過ごしていこうと思う今日このごろです。