ノートパソコンのキーボードに対する小さいこだわり
キーボードは昔ながらの(アイソレーションタイプで無く、オーソドックスなキーボードが隣り合ったタイプ)押し心地のあるものが好きです。ノート・パソコンを持ち歩くシーンが少ないせいで、昨今の軽量化にはそれほど興味がありません。その昔は4キロ近いノート・パソコンを持ち歩いて出勤していたので重量は重くてもきっと私は耐えられます(笑)
新型パソコンのキーボードはとっても薄くなってしまいました。(もちろんちゃんと押しごたえはあるのでしょうが)電気屋さんで新型パソコンを見ても全くピンと来なかったのはそういった性癖が関係していたせいかもしれません。
古いキーボードを好きな人は少数派なのかなと思っていましたが、実は私以外にもキーが隣り合っているキーボードが好きな人が結構多いのかもしれないと最近思うようになりました。
2017年に発売された特別モデルのThinkPad 25
2017年に発売された「7列キーボード」を復活させたレノボの25周年特別モデル「ThinkPad 25」は今でも結構人気です。
最大の特徴は、かつてのThinkPadの特徴であった7列キーボードを復刻させた点。ThinkPadは2012年に登場したIvy Bridge世代で、他社のPCと同じ6列キーボードを採用したが、7列キーボードはそれまでのThinkPadの象徴であったため、ユーザーからは惜しむ声が多かった。ThinkPad 25ではその7列キーボードを再度復活。キートップもアイソレーションタイプではなく、それまでのThinkPadに近いものとなっています。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1084395.html
ThinkPad誕生から25周年を記念した特別モデル「ThinkPad 25」は当時税別価格は179,500円で販売されていました。今でも高価で取引されています。もちろんキーボード以外にも高価になる理由があることは承知していますが。
実は皆古いキーボードが好き?
「ThinkPadの父」とも呼ばれる内藤在正氏に聞いた2017年のインタビュー抜粋がこちら。
現在では、軽量化のためキーボード自体もガッチリしたものではなく、かなり薄いものになってきていて、その下の部分と組み合わせでしか、たわまないようにできないのです。いまのキーボードは、キートップとキートップの間に「桟」が入っています(いわゆるアイソレーションタイプのキーボード)、本来はこうしたキーボードは搭載したくなかったのですが。
しかし、ある程度まで筐体やキーボードが薄くなったとき、このような構造にしないと、剛性を保つことが困難になったのです。個人的には、昔のようにキートップが隣り合っているタイプの方が好きなのですが、薄型軽量とキーボードの剛性を成立させようとすると、それしか方法がありませんでした。
https://news.mynavi.jp/article/20171025-thinkpad/
昔はthinkpadの赤ポッチにも強いこだわりがあったのですが、最近はマウス派に転向したので、割とそこはどうでも良くなってきました(笑)
でも自宅で使うキーボードは好きなものを使いたいと思います。職場のPCは富士通のアイソレーションタイプなので、やむを得ずそのまま使っています。あと7列でも6列でもその辺にもあまりこだわりはありません。
今使用している激安で入手できたLenovoのG560ですが、キーボードは個人的に隣り合っている好きなタイプだったので気持ち良く使う事が出来ています。
G560の次のモデルG570ではキーボードがアイソレーションタイプに変更になってしまいます。予算と性能を考えつつも、好きなキーボードが入手できるギリギリなラインを探るとG560あたりがちょうど良かったというのもあります。
昔のキーボードが復活してくれないかななどと思いつつ次にPC買うのは一体いつだろうと思う私もいます(笑)
まぁ当面はG560で頑張っていくつもりです。もちろんそんなには頑張りませんけど。このタイプのキーボードは隙間からゴミが入りやすいというデメリットもあるので、その辺には注意して付き合っていこうと思います。
ワイヤレスキーボードには最近このタイプが復権しつつあったりするのでモバイル環境ならこういうキーボードとスマホがあればいいかなと感じています。