そこに住む前に
人生に一度きりの高い買い物となるケースも多い居住用の土地購入。
「賃貸派VS持家派」という議論のつきない永遠の課題もあります。
このあたりは人によって全然答えが変わってくるので自分に合う方を選択すれば良いと思います。
私はとりあえず田舎住まいなので買う方を選択しましたが、購入できる予算の範囲内でなるべく良いところを探したいと購入前は割と色々悩みました。
これから住まいを見つけるのにあたり同じことを考えて悩んでいる方もいると思います。
賃貸派でも購入派でもとりあえず「そこに住む前に確認しておいた方が良い」サイトをご紹介したいと思います。
住宅地盤を知る情報 GEODAS(ジオダス)
無料のサービスで地盤の情報を知る事が出来る地図閲覧が誰でも可能です。
同じように平らに見える宅地でも、場所によってその地盤構造が大きく違います。
軟弱地盤なのに有効な対策のないまま家を建てると、不揃いに沈下するいわゆる"不同沈下"が起こります。
夢にまで見た新居が傾いてしまわないために、地盤を知り、対策を立てることは非常に大切なことです。ちなみに地盤の弱い土地を購入すると地盤を強化する土地改良の為ににかなり費用がかさんだりします。
ニュージーランドの地震と日本の地震と関係があるとかないとか言われている現在では結構地盤は気になるところですね。
事故物件確認サイト「大島てる」
有名な事故物件が確認できるサイトです。
中古の安い戸建住宅とかの物件で過去に自殺や他殺等の事故があっても全く気にしない人は確かに一定数存在します。
でもやっぱり一般的には気になる人が多いのではないかなと思います。私は霊感は全然ありませんが、割と気になる方です(笑)
宅建業法ではそういった情報は売買時に重要事項説明書で記載しなければならないとなっています。
でも微妙に記載しきれない心理的瑕疵あり物件(訳あり物件)などもサイトには記載されています。
ただ賃貸借の場合は、基本的に自殺者(もしくは自殺が発生した時点での賃借人)の次の次以降の賃借人については、特段の事情のない限り、告知義務はないといわれているそうです。
まぁ賃貸だったら嫌だったら引っ越せば良いので気が楽ですが購入して転売が出来なかったりしにくかったりするのは結構キツイのでこういうサイトの情報も割と重要な気がします。
なので逆に賃貸の人で気になる人の場合はより一層こういったサイトで確認をしたほうが良いのかもしれません。
地元の人に聞いてみる
地元に長く住んでいる方に地域情報を聞くとかなり深い情報が入手できたりします。
「あ~昔から住んでいる人はあの辺は買わないねぇ。水は溜まるし地盤が悪いから、、、止めておいたほう良いよ」などと人によっては単刀直入に聞きたい情報がズバッと聞けたりする事もあります。
ちなみに私も第一候補だった場所があったのですが、古くからその場所を知る先輩に聞いたところ「あそこはめちゃくちゃ(地盤が)弱いぞ!昔はあそこは沼だったから止めておいたほうが良いよ」と教えてもらいそっと違う場所にすることにしました。
その候補だった住宅用地もその後、しっかりと家が建設され人が住んでいるから別にあそこでも問題なかったかな?などと思っていましたが、後に話を聞いたところ家の地盤は強化して建設するから大丈夫なのだけれど、家の周辺の庭とか駐車場は強化していないので、家の周囲はかなり沈下したりしていて一部の住民からはかなり強いクレームになっていると聞いたりしたりもして、やっぱり人の話しは聞いておくものだなと思いました。
私も人見知りですが今買った場所は勇気を出してご近所さんに土地情報を聞いてみたら、「あそこは昔からみかんの畑だった場所だから地盤は大丈夫だよ」と教えてもらいちょっと安心したのを覚えています。
個人的にはこの2つ以外にも近くにおかしな人が住んでいないかとかゴミ捨場が荒れていないかなどはチェックしたい項目です。
住み始めた後に変な人が来る可能性もあるのできりがないといえばきりがないですけど。
今の家は大体は良さそうと思って購入しました。けれども、実際居住してみたらたまに野良猫がやってきて庭に糞をしていったりするというところ迄は読みきれませんでした(笑)
コロナ禍の現在ではリモートワークをするコワーキングスペースや代わりになる作業ができる場所等が近くにあるかどうかも重要なチェックポイントだと思います。
今回紹介したものはどれも無料で調査出来ますので住宅購入や賃貸物件を探すときに参考にしてみてはいかがでしょうか。